肉芽について
-新しい知識を取り入れて下さい-
肉芽は炎症です。
『ピアスをあけると肉芽ができる』というネガティブな情報をピアスをあける前に耳にしたことがある方は多数いらっしゃると思います。
そもそも、肉芽ができる原因を知らずして、『肉芽ができてしまった!』と騒ぐ人もよく見かけます。
※肉芽は画像のピアスの周りに出来ているイボみたいなもののことです。
肉芽の原因
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ピアッサー(ピアッシングガン)でピアスをあけた
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的確なピアッシングが行われていない
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最適なピアスがついていない
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アフターケアが行き届いていない&正確な/正確にアフターケアができていない
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不健康
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不衛生な環境にいる&行く&置かれる
以上が主な原因です。
そして、基本的に全ての項目を改善できれば、肉芽は治りますし、そもそも肉芽はできません。
以上です。
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詳しい説明を知りたい方はこちら
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なぜ、ピアッサー(ピアッシングガン)でピアスをあけたら肉芽ができるか?
もう既に多くの方がピアッサー(ピアッシングガン)はピアスをあける道具ではないということはご存じだとは思います。そして、ピアッサー(ピアスガン)を使用してピアスをあけると下の画像のようになるということを承知でピアスをあけられていると思うのですが、ご存じなかったという方は『◎ピアスをあける道具について』をご覧下さい。
◎ピアスをあける道具について
https://mixjuicebodypiercing.com/order_risk_tool/
そして、簡単に言いますと、ピアッサー(ピアッシングガン)でのピアッシングは皮膚組織に大きなダメージを与えます。大きなダメージを与えるという事は、同時に大きな負担が掛かっているという事なので、肉芽を発生させます。そして、肉芽とは関係ありませんが、ピアッサー(ピアッシングガン)でピアスをあけた後に、頭が酷く痛くなったり、ピアッシングしたところが我慢できないくらい痛みが出て、鎮痛剤(痛み止めの薬)を必ず飲むという事も聞いた事がありますが、ピアッサー(ピアッシングガン)はそれ程、体全体に負担があると言う事です。
そして、ピアッサー(ピアッシングガン)でのピアッシングのトラブルについては、当店は専門外ですので、購入元やピアッシングされたところへお問い合わせ下さい。
なぜ、的確なピアッシングが行われていないと肉芽ができるか?
そもそも、ピアッシングは皮膚に対して垂直にピアッシングします。そして、垂直にピアッシングされていないと(傾いていると)、負担が掛ることにより、炎症を起こし、こちらの画像の様に、肉の芽が発生します。
これと同様に、当該部位に対し、最適な場所(耳たぶであれば真ん中、耳軟骨部分であれば、広いスペースで薄い部分の真ん中など・・・)でないと一方向から押し出され、押し出された反対側から負担が掛り、その負担が掛ったとこが炎症を起こし肉芽が発生します。
もし、曲がってピアスが着いていたり、最適な場所にピアスが着いていない場合は、真っすぐに直さなければならなかったり、最適な場所へあけ直ししなければなりません。直すことにより肉芽がなくなったり、発生しなくなります。
そして、以前ブログで大切なことを書いておりますので、そちらも読んでみて下さい。
なぜ、最適なピアスがついていないと肉芽ができるか?
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形状
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太さ
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長さ(リングの大きさ)
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ボールサイズ/ディスクサイズ/エンドパーツ(ジェムストーンなど)のサイズ
のピアスがあります。そして、これらの外に、ピアッシングに適したピアスは、
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素材(生体移植レベル/インプラントグレード ステンレス&チタン、ナイオビウム、14金&18金ソリッドゴールド、プラチナ、ガラス)
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研磨(ハイポリッシュ/鏡面仕上げ)
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インターナリースレッド&スレッドレス
のピアスでなければなりません。以前、材質とネジについてブログを書きましたので、ご覧ください。
そして、“ ピアッシングに最適な太さ”の観点から説明させて頂きますと、痛そうだから細い太さであけて、細いピアスを装着しておくと、そのピアスのボールやその他のエンドパーツの重さが、細い軸の為、支えきれず、ピアスの軸の部分に大きな負担が掛かる上、ピアッシングにも大きな負担が掛かり、そこから肉芽が発生します。その上、細い軸に重いパーツのピアスを装着すると、その重みで元のピアスの位置から徐々に下がってきてしまい、排除されてしまいます。これは例えなのですが、スーパーマーケットに買い物に行って、持ち手の細い袋と持ち手の太い袋に同じ重さのものを入れて持って帰って来た時、どちらの方が手が痛くなりますか?痛くなる方が負担が掛かっているという事なので、ピアスにも置き換えられます。
逆にピアスを支えるのに十分な皮膚がない場所に太すぎるピアスを装着すると、ピアスの軸の部分が重すぎて、支えきれず、そこから肉芽が発生します。そして、上記と同様に、排除もされます。
形状、長さ、ボールサイズ/ディスクサイズ/エンドパーツ(ジェムストーンなど)のサイズ、材質、研磨、ネジの構造の観点から見て、肉芽を発生させない為にもピアッシング部位に対して様々な面で“負担が掛からない”ピアスが必要であるということです。
オービタルのピアッシングの治癒過程でかなり高い確率で肉芽ができるのは、上記で説明したことの応用編なのですが、的確にピアッシングできたとしても、リングタイプのピアスを装着する為、ピアッシングした面に対し、垂直にピアスが着かず、常に一方向に負担が掛かっているので、肉芽ができます。そう言う結果になるとわかっているので、当店ではオービタルのピアッシングは行っておりません。オービタルにする場合は、まず2箇所のピアッシングを完治させてから、リングタイプのピアスへ交換することを推進しております。
なぜ、アフターケアが行き届いていない&正確に/成果うなアフターケアができていないと肉芽ができるか?
当店では、自洗治癒力を最大限に生かせる、滅菌済みの生理食塩水で傷口を洗浄する方法を説明しております。そして、洗浄することの他にアフターケアで重要なこととしては、
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触らない/触らせない
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ぶつけない
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引っ掛けない
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圧迫させない
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乾かす
が必要です。どの方もご存じだとは思いますが、手は体の中でも一番汚い場所と言われています。その証拠として、手ほど他の部位に比べて洗う場所はないと思います。手は頻繁に洗いますよね。それほど汚いという事です。COVID-19の蔓延でどの方も経験していると思いますが、どこへ行っても『手』を綺麗にするアルコールが用意されてますよね。『足』を綺麗にするものは何も用意されてませんよね。それ程『手』は汚いということです。
※なので、当店では、ピアッシング時に滅菌済みのグローブを使用しております。
その一番汚いと言われている『手』でピアッシング部位を触ったり、触らせるという事は、バイ菌なり雑菌を自らピアッシング部位に移植させているということになりますので、もちろん炎症(肉芽)を引き起こします。
※なので、もちろん、当店ではその体の中で一番汚い部位(『手』)へのピアッシングは行っておりません。
そして、ぶつけたり、引っ掛けたり、圧迫させることも炎症を引き起こす(肉芽ができる)原因になることはわかると思います。
それに、ピアッシングは乾かすという事が必要なのですが、アフターケアが終わった後は、濡れた状態になります。そのまま濡れた状態にしておくと、折角アフターケアによって体外に押し出されたバイ菌や雑菌が水分を餌に繁殖をし始めるので、繁殖を阻止する為にも、早く乾かすことが必要です。因みに、バイ菌や雑菌が沢山繁殖している状態でも炎症(肉芽)を引き起こします。
さらに、これは重要なことなのですが、間違っても肉芽ができたからと言って、
“ホットソークはしないで下さい。”
以前は良いとされていたホットソークですが、衛生的ではないので、もうピアッシングのアフーケアにはしないでください。
というのも、ホットソークをする時に、カップなどにピアッシング部位を浸すと思うのですが、ピアッシング部位をカップなどに浸した途端、ピアッシング部位に着いている、水分が大好きなバイ菌や雑菌がカップの中に流れ出し繁殖し始めます。そのカップの中は既にバイ菌や雑菌だらけとなっており、不衛生であることがわかります。そこにピアッシング部位を浸しているので、ケアどころか悪化させています。ホットソークを行ったことで、肉芽が改善されたという方もいらっしゃると思いますが、それは、暖かいお湯に浸したことで、血流が良くなったことにより、代謝が良くなり、肉芽が改善されたのだと思います。ですので、基礎代謝が良ければ、そもそも必要のない事です。
商品の販促にはなってしまいますが、当店で販売しております滅菌済みの生理食塩水のアフターケアのスプレーとアフターケアの説明はこちらからご購入頂けます。
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MIX JUICE通販 - アフターケア
https://www.mixjuicebooking.com/onlineshop-aftercare
★ホットソークは、上記で説明した通り不衛生です。当店で扱っているスプレーは滅菌してある生理食塩水です。バイ菌や雑菌で汚染されている食塩水と、滅菌済みの生理食塩水はどちらが衛生的ですか?普通に考えてみて下さい。滅菌済みの生理食塩水のアフターケアスプレーが断然衛生的です。
補足ですが、オーナー/ピアッサーのアツシがオーストラリアのピアッシングスタジオで働いている時に、そのスタジオのオーナーがこの滅菌済み生理食塩水のメーカー(NeilMed)のプロチームのメンバーであり、その時に的確なアフターケア方法を直接教えてもらっております。プロチームのメンバーは世界でも数少なく、そのうちのメンバーの1人がそのスタジオのオーナーで、日本にはプロチームのメンバーはおりません。ですので、私が説明している、このアフターケアスプレーの使用方法の説明は間違っておりません。
因みに、その時、Neilmed本社のスタッフの方がご来店なさり、その時撮った写真をSNSで使ってくれております。
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NeilMed Piercing Aftercare Facebookページ
https://www.facebook.com/neilmedpac/photos/a.435745083294369/709688742566667/?type=3
なぜ、不健康だと肉芽ができるか?
どの方も風邪を引いたことはあると思いますが、風邪を引いた時って、風邪を引いてない時と違って、いつもより栄養を多くとったり、薬を飲んだり、安静にしてますよね。
ピアッシングも一緒で、病気ではありませんが、傷をつくることでもあるので、傷を早く、綺麗に治す為にも、バランスのとれた食事や十分な睡眠を取ることが重要です。そして、ストレスを溜めないことも重要です。不健康であると、免疫力が下がり、バイ菌や雑菌と戦う細胞が活動しないので、バイ菌や雑菌を繁殖させることとなり、肉芽を発生させます。ただ、ベジタリアンやヴィーガンの方は気を付けて血液を作る食材を摂取しないと、肉や魚を食べる方に比べるとバイ菌や雑菌と戦う細胞が少ない為、肉芽が発生し易くなります。
※オーナー/ピアッサーのアツシがオーストラリアでピアッシングしている時は、ベジタリアンやヴィーガンのお客さんが多く、みんなサプリなり、血を作り出す植物性の食材を多く取っておりました。
なぜ、不衛生な環境にいる&行く&置かれると肉芽ができるか?
ここまで読んでもらったら、もう見当はつくと思いますが、上記の【アフターケアが行き届いていない&的確なアフターケアができていない】の“ホットソーク”のところで、説明してあることと、ほぼ、そのまま一緒にはなるのですが、そもそも、どの方も身近な不衛生な環境と言ったら、海水浴場、プール、川、公衆浴場、サウナなどが上がりますが、チリやホコリが舞っている場所、タバコの煙が充満している場所、お仕事で多く汗をかいたり、他人の体液に触れる、通気性の悪い服を着るなどがある方は、該当します。
不衛生な環境は、“ホットソーク”のカップの中と同様で、そのカップの中はバイ菌や雑菌だらけとなっており、不衛生であり、そこにピアッシング部位を浸しているので、ケアどころか悪化させていますので、肉芽を発生させる原因となります。なので、これに該当する方は、アフターケアの回数を増やして頂くなり、アフターケアのタイミングを変えるだけで、肉芽の発生を抑えることができます。